日々進化(高速化)している、無線LAN通信技術ですが、
次世代の高速無線通信規格が、発売される見込みです。
高速無線通信規格の名称は、「IEEE802.11ax」、最大理論値 4804Mbps
という高速通信を実現していますが、まだドラフト版(正式に仕様が決まっていない)
であります。
現在主流となっている「IEEE802.11ac」は、8本のアンテナを束ねて使うことで、
最大約6.93Gbpsの理論値になるが、実際には、アンテナは、3本までが殆どで、
アンテナ1本で、約433Mbps、2本で約867Mbps、3本で約1300Mbps
の各最大理論値になります。
新規格の「IEEE802.11ax」は、2.4GHz帯と、5GHz帯の2つを
分けて使うようにしていまして、最大理論値は、2.4GHz帯が約1148Mbps、
5GHZ帯が約4804Mbps の高速通信になります。
ですので、最大理論値が5GHz帯使用時の、4804Mbps になります。
又、下位仕様の
「IEEE802.11ac」「IEEE802.11n」「IEEE802.11a/g」
との互換性も確保され、将来的には、最大4804Mbpsの
高速無線通信が期待できます。
このようにどんどん進化している、高速無線通信技術、
有線LAN接続に匹敵する、いやそれ以上の通信速度を持った
無線LANルーターが発売されていきます。
ただ、無線LANルーターが高速になっても、パソコンやスマホ、
又は、無線子機が対応していなければ、高速通信の恩恵を
受けることができません。
「IEEE802.11ax」といった、次世代高速無線通信をご利用になるときは、
周辺機器が対応しているか、確認してから、次世代規格のルーターを
ご利用になることを、お勧めします。
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