光インターネットは、今現在 10Gbpsが一番高速回線になていますが、
これより高速な、エンドユーザー向けのサービス導入を目的とした
50Gbpsのフィールド実証が、新潟県の中越、県央地域で、
2025年1月から行われます。(終了時期は未定)
実証実験を運営するのは、ケーブルテレビをはじめとする放送・通信に携わる、
シンクレイヤ株式会社と、CCJグループの株式会社エヌ・シィ・ティが協業して、
PONテクノロジー世界最速規格である「50G-PON」を用いた、
超高速光インターネットサービスです。
PONとは
“Passive Optical Network”の頭文字取った言葉で、家庭向けの光インターネットサービスに
使われている技術です。Passiveとは、受動という意味で電気を使わない
機器などに使われています。
PONの特徴として、通信会社の通信機器室から家庭まで光信号だけで伝送されているだけでなく、
ネットワークを構成している機器がすべてPassive機器で構成されているという点です。
通信会社には、光終端装置 OLT(Optical Line Terminal)があり、OLTは各家庭の光信号を
順番に交通整理して信号処理をします。
そして各家庭に、光端末 ONU(Optical Network Unit)が接続され、
ここで光信号から電気信号に変換されます。
一度も電気信号になっていない光信号は、家庭と通信会社の間で大容量で信号伝送ができます。
このONUの特徴として、ONUがOLTと通信している時には、それ以外のONUは光信号を
限りなく弱めて通信の妨げをしないようにしています。
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